「Webライターとはどんな仕事?」「自分に向いているのかな?」
新しい仕事にチャレンジするとき、それがどんな仕事で自分に向いているのか、気になるところですよね。
そこで、この記事では、「Webライターとは?」について、仕事内容、働き方・収入、向いている人、需要や将来性など、現役編集者の視点でいろいろな角度から解説していきます!

自分が向いているか、チャレンジするか、判断する材料のひとつになればうれしいです



早速、始めていこう~!
★この記事でわかること
- Webライターの全体像
- Webライターとはどんな仕事か
Webライターの仕事内容とは?


わかりやすく言えば、「Web上で文章を書く人」のこと。Web上のさまざまなサイトで公開されている記事を執筆するのが仕事です。
基本的には仕事の依頼を受け、依頼主の要望に沿うように、そして、読者のニーズも考慮して記事を書きます。
資料を読み、調べ、ときには取材やインタビューを行い、集めた情報などを整理して文章にまとめます。
「じゃあ、どんなことを書くの?」という話ですが、その業種やジャンルは驚くほど多岐にわたります。



それは、Webライターという仕事を通して、“自分の趣味や興味のあるジャンルと関わることもできる”ということでもあります。



そこがWebライターの大きな特徴で、面白いところなんだよ♪
では、どんな仕事のジャンルがあるかチェックしてみましょう!
Webライターの仕事のジャンル
まずは、思いつくままに列挙してみました。
◆身近な情報やハウツー系
料理、健康、ファッション、コスメ、美容、ヘアスタイル、掃除、節約生活、ダイエット、子育て、介護 etc.
◆趣味系
自動車、スポーツ全般、アウトドア、旅行、鉄道、音楽、映画、本、演劇、美術、ペット、グルメ、ガジェット、ゲーム 、芸能 etc.
◆ニュース系(各種情報)
新しく発生した出来事や、珍しい出来事 etc.
◆そのほか
〈各企業のサイト〉商品のPR、イメージアップなどのために、コラム記事やブログ記事などの需要がある場合も。
〈各業界の人向けのサイト〉いわゆるその道のプロの人たち向けのサイトで、コラム記事や取材記事などの需要がある場合も。
※ただし、業界の人向けのサイトは、専門性がかなり高くなるのでその分野に従事していた人でないと、かなり難しいと思います。ですが、その道に従事していた人なら自分の得意分野としてアピールできます。
ニッチなジャンルも含めてほかにもまだありますが、Webライターとはさまざまなジャンルに関われる可能性がある、ということが伝わるといいなと思っています。
Webライターという仕事の3つの特徴
一般的なほかの仕事と比べ、「Webライターならでは」と思う特徴を3つに絞りました。
❶ さまざまなジャンルの仕事ができる
前のブロックで解説したとおり、これは大きな特徴のひとつです。まったく興味がない分野の記事を書くことには難しさもあると思うので、仕事を探す前に、趣味や興味のあることをあらためてまとめておくと良いと思います。



楽しく続けられるコツのひとつだよ♪



今は特に「コレ!」というものがない人は、今まで自分が何に多くの時間を費やしてきたかでもいいですね! 部活、前職、子育てや家事もOK!
私がまだ駆け出しのとき、今はなき情報誌の依頼で芸能人のゴシップ記事を書かなくてはならなくなったことがありました。このときは直接の取材もあり、メンタルがとてもきつかったことを覚えています。このジャンルを得意としている方もいるので、私には向かなかった……ということなのですが、私がもしこのジャンルにいたら、25年以上もこの仕事を続けることはできませんでした。
❷ 働く場所や時間など自由度が大きい
働き方については後述しますが、基本は自宅で執筆ができるので、会社に管理されることはなく、働き方、時間の使い方に自由度が生まれます。
依頼内容にもよりますが、近年は打ち合わせもオンラインツールで行われることもほとんどすし、取材がない場合もあるので、仕事の選択次第では完全在宅ワークも可能です。
〈働く場所の自由〉“自宅で執筆できる”ということは、“どこでも執筆できる”ということでもあるので、カフェでも旅先でもネット環境があればどこででも仕事ができちゃいます。
〈時間的な自由〉納期さえ守れば、それ以外は時間の使い方も自由。副業として現在の仕事の就業後に作業をしたり、執筆の合間に子どものお迎えや、親の病院に付き添うこともできます。
自由度は大きいですが、納期は絶対なので、スケジュール、時間の管理、お金の管理は自分でやらなくてはなりません。
仕事の調整がうまくできずにいくつも重なってしまうと、休日返上や寝る時間を削ることにもなり兼ねません。
ギャラがちゃんと口座に振り込まれているかも確認が必要です。
❸ 手軽に始められる
特別な準備は必要なく、パソコン1台とネット環境があれば始められるので、手軽に始めることができます。
特に必要な資格もなく、初心者OKの案件もあるので、初心者、未経験でも大丈夫といえます。
とはいえ、初心者が気にしたいスキルがあります。
★初心者が気にしたいスキル
- 最低限のパソコンのスキル
- 構成・表現などの文章力
そのほか、情報収集力、取材力、SEOライティング(※検索エンジンで上位表示させるライティング手法)など、身につけたいスキルはありますが、まずは記事として公開できるレベルの文章を書けることが大事。自信がない場合は、講座を受講したり、本を読んで勉強することもおすすめです。



Webライターとして生計を立てたり、稼ぎ続けていくなら、プロのWebライターとして必要な情報収集力、取材力、SEOライティングなどのスキルを少しずつ身につけていこう!



必要なスキルについての詳細やスキルを磨く方法、勉強方法など、今後ほかの記事で紹介していくので、お待ちくださいね!
年齢は関係ある?
案件にもよると思いますが、基本、Webライターは年齢に関係なく、何歳からでもチャレンジできます。
ジャンルが多岐にわたるように、読者も多岐にわたるので、さまざまな年齢層のWebライターがそれぞれに活躍できる場があるというわけです。
依頼主の意向に沿った記事を書くのがベースではありますが、質の高い記事を書くには書き手の感性、価値観、経験などが役立つので、10代、20代の若いWebライターが活躍する場と、人生経験を積んだWebライターが活躍する場が違うと考えるとわかりやすいかと思います。



20代の感性にふれると新しい発見があって、60代の先輩方の余裕と経験値には驚きます!
傾向としては、読者層に近い年齢のWebライターを依頼主が重宝するケースが多いようです。
Webライターの仕事はココが魅力!


このブロックを書くにあたり、「魅力って?」とあらためて考えたところ、“自分の書いたものを読んでくれる人がいる”、“自分の文章で人に伝えることができる”……その喜びに尽きるのではないかと思いました。



初めて自分の名前が載ったときは、やっぱりうれしかったものです♪
ほかには、記事を書くときに調べものや取材をするので、その分野の知識が深まっていくことも魅力のひとつ。たとえ興味のない分野でも、自分の引き出しが増えていくわけで、それはやがてライターとしての武器となります。
分野は多岐にわたるので、興味のある分野の仕事ができればそんなうれしいことはないですが、そうでなかったとしても、学びになったり、好奇心が刺激されたり。「自分ってこんなことに興味があったんだ!」と新しい自分を発見することもあります。
情報を発信する立場なので、最新情報に触れられるチャンスもあります。例えば、企業や店舗を取材したり、講演会を聞きに行ったり、試合や舞台を鑑賞したり、新商品を近くで見たり試したり――。それが好きな分野なら、わくわく&お得ポイントですよね。
その道で活躍している人たちに直接話を聞く機会もあります。その人の魅力を間近で感じられますし、熱く語ってくれたときは本当にうれしくなるものです。
どうです? Webライターの魅力度☆、ちょっとはアップしましたか?(笑)



最初は興味がない分野だったのに、資料を読み&取材を繰り返すうちにどんどん詳しくなって、その分野のエキスパートになっていくライターさんもいるんだよ。
Webライターの働き方・収入
Webライターの魅力度がアップしたところで(笑)、働き方を解説します!
Webライターの3通りの働き方
Webライターには主に3通りの働き方があります。
- 正社員として企業に所属する。
- フリーランスとしてフルタイムで活動。
- 副業やパートタイムで活動。
❶ の正社員として企業に所属するのは、企業に就職する形ですね。Webライターを募集している企業を探すと良いと思います。
❷と❸はいずれもフリーランス(個人事業主)。フルタイムで従事するか、副業やパートタイムで活動するか。
副業やパートタイムの場合、自分の生活スタイルや目的などに合わせて仕事の量を調整できるのもWebライターのメリットといえるでしょう。
Webライターの収入とは?
働き方は3通りあるように、働き方によって収入も大きく変わります。
正社員の場合は給与ですが、フリーランスの場合は、“1文字いくら”または“1記事いくら”で支払われるケースがほとんどです。
- “1文字いくら”の例:文字単価1.5円×2000文字=報酬単価3,000円
- “1記事いくら”の例:必要な内容を3000~5000字にまとめて5,000円
上記の数字はあくまでも例。Webライターの収入は人によってさまざまで、個人のスキル、経験、稼働時間、案件の種類などによって大きく変動します、
参考までに、少し古いデータではありますが(しかも「文筆系フリーランス」というザックリとした範囲ですが)、ご紹介します。※ここでの文筆系フリーランスとは、ライター、イラストレーター、編集者、翻訳、通訳がまとまっています。


データ引用元:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 フリーランス白書2019
Webライターに向いている人


最初にあげるのはやっぱり「文章を書くのが好きな人」。
そのほか、作業工程に合わせてどんな人が向いているかリストアップしてみました。
✔ コミュニケーションを取るのが嫌でない人
文章を書く仕事ですが、打ち合わせや取材、インタビューなど、人とコミュニケーションをとる機会も多いため。
✔ 地道な作業が平気な人
文章を書くときはもちろん、リサーチの段階でも資料や書籍を読んだりネットで調べるなど、地道な作業の積み重ねとなります。ひとりでコツコツと作業ができることがポイント。
✔ 柔軟に対応できる人
依頼主や記事の内容、読者層にあわせて、文章の書き方や表現などを対応する場合があります。また、自分の意見や感想とは違うことを書かなくてはならない場面や、納得のいかない修正もあるかもしれません。ですが、依頼主の依頼に沿って書くのが仕事。特に初心者の頃は前向きに対応するのが得策だと思います。



興味があるならとりあえずやってみる……っていうのもアリかもよ~。
Webライターの需要は? 将来性は?


Webライターをやってみてもいいなと前向きな気持になったとき、気になるのは需要や将来性でしょう。
手軽に始められるなら、Webライターがあふれているんじゃないかって思いますよね。AIがどんどん賢くなって、Webライターの仕事は取って代わられるのでは?っと心配になっているかもしれません。
そこで、そんな不安を払拭するべく、Q&A方式で解説していきます!
- Webライターは飽和状態なのでは? 今から参入しても大丈夫?
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手軽に始められて初心者でも仕事があるため、年々その数は増加しています。ですが、手軽さゆえに、簡単に仕上げた質の低い記事を納品する人も少なくないのだとか。「質の高いWebライターが少ない」と嘆く人もいるようです。
そこで、今からWebライターを目指す人は、依頼に応えるべく真摯に記事を書き、スキルアップをしていけば十分に活躍のチャンスがあります!
- Webライターの今後の需要は?
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音声や動画コンテンツが増加していますが、記事の方が情報を取得しやすい、検索しやすいなどのメリットもあり、需要は高いままと考えられています。
また、Web広告の市場は今後大きくなると見込まれていて、広告やマーケティング関連でWebライターの需要が高まると予想されているようです。
- AIが台頭しているけれど、今後Webライターは大丈夫?
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確かに、AIによって文章を生成することはできます。ですが、五感で感じたこと、湧き上がる感情、読者に寄り添うことなどは人間にしか表現することはできません。それゆえ、魅力的で読者の心に届く文章を書くことは人間にしかできないと思います。
広告やマーケティング関連についても、信頼性の高い良質な記事のためには、Webライターが書く必要性はあると考えます。
まとめ
「Webライターとは?」について、仕事内容、魅力、働き方・収入、向いている人、需要や将来性など、いろいろな角度から解説しました。
Webライターという全体像はつかめたでしょうか?
なんとなくでも「向いているみたい」と思ったら、これを機会に一歩を踏み出してみませんか?





当ブログでは、これから記事を増やしていくので、お待ちいただければと思います! また、ほかの記事でお会いしましょう~!



またねー!
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